技術面でも、制球難を修正できなかった。死球を与えてから、一気に崩れるメンタル面の不安も指摘された。今季の抹消は実に4度。上がっては落ちてを繰り返した。
昨年12月、ダルビッシュ(ドジャース)と自主トレを行い、体重を一気に6キロも増やした(97キロ)影響を指摘する声もある。その成否はわからないが、過去に前田健太(ドジャース)とも自主トレをするなど、勉強熱心で貪欲に吸収しようとしてきた右腕。一方で、こうすればいい、自分の体にはこれが合っている、という明確な答えが、まだ自身にも指導者にもないことが、この2年間の不振で証明されてしまった形だ。
1メートル97の長身で、腕も足も長い。少しの動きのズレが、球を離す瞬間には大きなズレとなる。人一倍そのメカニックは難しい。キャッチボールでソフトボール投げを行ったり、ワンバウンドで投げたり…。コーチ陣と様々な工夫をしているが、技術面の試行錯誤に死球ショックによる精神面のもろさも加わった状態では、なかなか浮上のキッカケはつかめなかった。