「5枚って、なんですか? 僕はヒートテックとセーターとコート。3枚です。ゴテゴテ重ね着をしても、寒いもんは寒い。そんなに着たら動きにくいでしょう。僕も藤浪投手と一緒です。シンプルが一番いい」
藤浪の新フォームについては、くわしくは1面の西垣戸の原稿をご覧になってください。「シンプルが一番」という言葉に、高瀬も昨季終盤の藤浪のピッチングを思い出してうなずいておりました。
「鶴岡さん(昨季で引退し、今季からロッテ2軍コーチ)が9月半ばに1軍に昇格して、藤浪投手とイニング間のキャッチボールをしていたときに、『お前、こんな投げ方だったっけ?』と声をかけたんです。その言葉をきっかけに、藤浪投手は投球フォームを元に戻して、最後の2試合は好投しましたからね」
昨夏の藤浪を覚えていますか? 7月8日の広島戦で8回8失点。161球完投負けを喫した藤浪は、その後、フォームを修正。7月22日の同カードでは、グラブを胸元ではなく腹の位置まで下げた形でセットに入り、足の上げ方も、フィニッシュの形も変えた新しいフォームで投球。しかし、結果は6回9安打4失点。変化球を投げるタイミングに合わせて4盗塁を決められ、押し出し四球も与えて、マウンドで思わず帽子を叩きつけそうになって…。