チラつく小雪を肩で切り、グングン駆けた。今季最強の寒波も、雪国・岩手で鍛え上げられたD2位・小野にはどこ吹く風だ。極寒のなか行われたインターバル走。音を上げそうになる他の新人をゴボウ抜きした。
「久しぶりにこんな寒さを経験したので、環境に応じて2日間しっかりとやりました。大学4年間で慣れているので、そこまで寒いということは感じなかったですね」
クールな口ぶりに余裕がにじんだ。新人合同自主トレの第2クール最終日となったこの日は、当初は恒例の3000メートル走が行われる予定だったが、厳しい寒さも考慮されインターバル走になった。気象庁の観測地点がある神戸市の最高気温は4・9度で、前日より1・4度低く、最も寒い時期を下回っていた。