昨年行われた球団コンペなどでゴルフスイングの連続写真を撮影し、レギュラーツアー通算7勝の水巻善典プロ(58)が紙上レッスンを行う企画の第3回。楽天・岡島豪郎外野手(27)をチェックします。 (取材・構成=広岡浩二、須田雅弘)
構えは力感があるのに、後半は力が抜けて合わせた感じの振りになっています。岡島選手はゴルフ歴3年、ベストスコア86と聞きました。ゴルフが面白くなってきた一方、曲がることの恐怖も覚えてきたのでしょう。このスイングでは、せっかくの身体能力を生かした飛距離を出すことができません。気になるのはトップ。逆に言うと、トップを直せば一気によくなります。
バックスイングで肩を回しすぎて、クラブヘッドが飛球線方向まで行きすぎ、体の軸が「く」の字に曲がってしまっています。手のひらは首の真後ろ、体のかなり近くまで来ています。肩の動きばかり先行し、ボールと当たる肝心なヘッドの動きが遅れている。いわゆる振り遅れです。(1)クラブヘッド→(2)手首→(3)肘→(4)肩→(5)体全体-の順番で動かすイメージで振りましょう。
切り返した直後は体の軸が戻り、悪くないダウンスイングになりかけています。一般の人ならあり得ない、野球選手らしい下半身の強さによるもの。ここからうまく腕を振り抜いて、いいショットが出るときもあるはずです。
しかし確率は低い。やはり今回は悪い方です。トップで手を体の近くまで持ってきたこともあり、インパクトに向けて腕の動きが詰まっています。飛び跳ねるようにしながら、狭いスペースを通していく振りになって、スピードが緩みます。割愛していますが、実は撮影した写真はインパクトから先のコマ数が多くなっています。速度が落ちている証拠です。
トップで(1)手のひらは体から遠く離す、左肘を折らない(2)これまでの感覚の70〜80%で上げるのをやめて切り返す-の2点を意識してみてください。振り抜きがよくなり、飛距離も安定感も出るはずです。