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虎一丸でGに宣戦布告!阪神・坂井オーナー、金本監督、掛布2軍監督らトップ会談

年賀式の冒頭であいさつした四藤球団社長。宿敵巨人に早くも宣戦布告だ(撮影・岩川晋也)

 阪神・坂井信也オーナー(68)=電鉄本社会長、金本知憲監督(48)、掛布雅之2軍監督(61)らが集結しての新年会が5日、大阪市内のホテルで開催された。四藤慶一郎球団社長(56)はこれに先立ち、「東でものすごい補強した球団もある」と巨人に宣戦布告。宿敵を倒しての12年ぶりの優勝へ、フロント、現場も思いは同じで、新年早々から一丸となった。


 虎が一枚岩になって「挑む」表れだ。日が暮れてから、大阪市内のホテルに坂井オーナー、金本監督、四藤球団社長、掛布2軍監督ら球団トップの12人が集結。毎年恒例の新年会も、仕事始め即となれば異例だった。

 話題は、近況報告や他球団の戦力分析などに終始したとみられるが、新スローガン「挑む Tigers Change」を掲げる今季への気持ちは同じ。12年ぶりのリーグ優勝に他ならない。その思いは午前11時から西宮市内の球団事務所で行われた年賀式で、四藤社長の冒頭あいさつに込められていた。

 「他球団、ディフェンディングチャンピオンのカープ、東の方でものすごい補強をした球団もあり、各球団、戦力を整えている。金本監督の下で一丸となってやれば、結果が出てくると思う」

 あえて、巨人という2文字は避けた。全員の耳に残ってほしいという願いにも感じられた。確かに巨人はFAで山口、森福、陽岱鋼の3人、新外国人としてマギー、カミネロを獲得。総額30億円の巨大補強を完成させている。


 一方で阪神の大型補強といえば糸井のみで、最速159キロ右腕、ロマン・メンデス投手(26)=レッドソックス=や4番候補のエリック・キャンベル内野手(29)=メッツ=は未知数。昨季9勝15敗1分けと苦杯をなめ、9年連続勝ち越しがない相手に勝てるのか。そんな周囲の声に耳を傾けつつも、十分対抗できる戦力に成長しつつあることを強調した。

 「強い気持ちをもって戦っていけば必ずいい結果が出る、と私は考えている。ある種の手応えを感じている。金本監督、掛布監督が若い選手を指導し、最後まで使ってくれた。投手、野手で数多く期待の選手が出てきた。チーム全体に巻き返し、そういう機運が高まっている」

 金本政権2年目。高山、北條、原口、岩貞、青柳…。プロでうまい飯を食っていく方法をみつけた若手はオフになっても驚くほど練習を重ねている。中堅、ベテランも刺激され、チーム全体に危機感が芽生えている。やる気がみなぎっている男たちに対し、さらにガミガミ言うつもりはない。あとは一体感。だからこそ、球団のトップたちが集まったわけだ。


 「金本監督、ファームの掛布監督、コーチ陣をバックアップすることが、われわれの夢の実現の基盤になる。間違いなく、いい方向に向かっている。目標があって、敵に向かって挑んでいく」

 四藤社長が語気を強めたが、熱い思いは宴席に出席した指揮官らも同じ。宿敵を倒し、2005年以来のリーグVへ。金本監督、フロントの手腕が問われる1年がついに始まった。 (阿部祐亮)

★今年はステップ

 年賀式で乾杯の音頭をとったのは高野球団本部長。「今年はホップ、ステップ、ジャンプということでジャンプイコール優勝を狙ってまいりたい」と力こぶ。「私のモットーは骨太のチームを作るということ。今年は非常に厳しいシーズンだと思っております。このステップという過程を大事にしたい」と、4位に終わった昨季の悔しさをバネにすることを訴えていた。

★新年会出席者(12人)

 坂井信也オーナー、四藤慶一郎球団社長、金本知憲監督、掛布雅之2軍監督、谷本修常務、南信男球団顧問、高野栄一球団本部長、嶌村聡球団副本部長、木戸克彦球団本部部長、佐野仙好統括スカウト、高代延博ヘッドコーチ、平田勝男チーフ兼守備走塁コーチ

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