サンスポ

大谷の英語力、メジャーへ準備OK!レッスン「やってます」

大谷はシーズン中にメンドーサと球の握り方などについて英語で会話をするなど、地道に努力を重ねている
侍でもコミュニケーション

 英語、やっています! 日本ハム・大谷翔平投手(22)が27日、千葉・鎌ケ谷市の球団施設で行った自主トレ終了後、趣味の一環として英会話の勉強に取り組んでいると明かした。早ければ来オフにポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する二刀流右腕は、着々と準備を進めている。


 年の瀬だろうが、冷たい雨が降ろうが関係ない。大谷は千葉・鎌ケ谷市の球団寮に隣接する室内練習場に姿を見せた。打者として投球マシンを相手に約1時間の打ち込みを行うと、次は投手として投球フォームのチェック。鏡を見て体の動きを確かめながら、ネットに向けての投球を繰り返した。

 「まだネットを相手に投げている段階ですが、徐々にペースを上げていかないといけない」

 来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)制覇、そして日本ハムの2年連続日本一へ。さらなる飛躍を期す5年目に向けて鍛錬に余念がないが、その合間に別の準備も着々と進めていた。

 「英語ですか? 趣味としてやっています」と英会話などを勉強していることを明かしたのだ。実際、英語力は相当なもの。今年、本拠地の札幌ドームのロッカーが隣だったメンドーサとは常に英語でコミュニケーション。メンドーサは「すぐ覚えるし、のみ込みが早い」と、言語能力に太鼓判を押した。2月の米アリゾナキャンプについても「(言葉に)苦労はしませんでした」と大谷は振り返った。


 寮では机に向かい、球場ではメンドーサらと積極的に会話して実戦で力をつける。これまで、英語を公の場で披露したことはないが、地道に勉強し、現在はかなりのレベルに達している。

 今月5日の契約更改交渉で球団から、来オフ以降のポスティングシステムを利用しての米大リーグ移籍が認められた。大谷がメジャー球団に入団した場合、専属通訳がつくのは確実だが、首脳陣や同僚と日常会話程度でも直接、話せるとチームに溶けこむのは早くなる。また、買い物や食事の際の注文なども1人でできれば、私生活のストレスも減り、野球の好成績にもつながる。それらを理解しているから、勉強に励む。メジャーでの成功に語学力の向上は欠かせない。

 「栄養学はずっと学んでいます。生きている限り、ずっと勉強だと思っています」という大谷の向上心には際限がない。常に「勉強」の気持ちで、何事も貪欲に吸収しようとする二刀流。大谷の口から流暢(りゅうちょう)な英語を聞ける日が待ち遠しい。 (片倉尚文)


★専属通訳

 現在、米大リーグの球団に在籍する日本選手には、いずれも専属通訳がいる。3年目を終えたヤンキースの田中の英語力について、堀江通訳は「聞き取りはだいぶできています。まだ特に投球に関する細かいことを言葉にするのは難しいようです」と解説。1年目のドジャースの前田は、日常会話からアイアートン通訳の指導を受け、今季途中から始めたインスタグラムで、英文での説明をつけるなど努力を重ねている。ド軍などで活躍した野茂英雄氏は、2010年2月、広島のキャンプで臨時コーチをした際に通訳なしで外国人選手と会話し、フォークボールの握りや投げ方を教えた。

 ★11月20日 深夜、大谷が日本テレビ系「Going! Sports&News」でインタビューに応じ、ポスティングシステムを使った来オフの米大リーグ移籍について「可能性としては全然あります」と衝撃発言

 ★12月2日 大谷の米大リーグ移籍時期について、米国の複数のメディアが「2019年オフになる可能性が出てきた」と報道。米大リーグ機構(MLB)と同選手会が新たに締結した労使協定で、25歳未満の外国人選手を獲得する際に契約金の上限を定めたことが発端

 ★同5日 大谷が7000万円増の2億7000万円で契約更改。日本ハムに18年以降にメジャー挑戦したいとの希望を正式に伝え、容認された

 ★同15日 MLBが、新労使協定が正式承認されたと発表。21年までの5年契約となった新協定では、ポスティングシステムによる米大リーグ挑戦について、25歳未満の外国人選手が移籍した場合、契約金が最高で約1000万ドル(約11億7000万円)のマイナー契約に制限される

©2026 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.