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阪神・高山、逃げるは勝ちでV奪回だ!今季先制で勝率・667

ファンとハイタッチする高山。来季は先行逃げ切りへ、攻撃陣を引っ張る(撮影・岩川晋也)

 先手必勝へ、自分が引っ張る! 阪神・高山俊外野手(23)が23日、東京都内で行われた公式ファンクラブ会員限定の「クリスマスプレミアムパーティー 2016」に出席。ルーキーイヤーの今季は積極的な打撃で新人王に輝いたが、来季はチームの12年ぶりの優勝へ、「先行逃げ切り」の攻撃の中心となることを誓った。また新選手会長の狩野恵輔外野手(34)は、高山をチームの盛り上げ役に指名した。


 ルーキーイヤーに蓄積した経験を、必勝法につなげてみせる-。近年、エンジンのかかりが遅いと言われ続ける虎打線に、高山が率先して火をつける。

 「七、八、九回の(勝利の方程式の)投手を打てるようにしないといけないですが、先発投手から崩していけば、そういう投手が出てくる回数は減る。一番は、先発の投手から早い段階から点をとることだと思います」

 イベント参加の前に報道陣に対応すると、クールな表情の下で、静かに闘志を燃やした。

 野球に限らず、先制した方が有利なのはスポーツの鉄則だ。今季セ・リーグ4位に終わった阪神も、先制すれば68試合で44勝22敗2分け。リーグ2位の勝率・667だった。一方、先制されると75試合で20勝54敗1分け(5位の同・270)。今季だけを見ても、一〜三回の総得点151に対して、総失点211。序盤に相手に主導権を握られ、そのまま押し切られることが目立った。

 高山自身は打席別では2打席目が打率・357と好成績。1打席目も同・279と早いイニングで快音を響かせてきた。来季は1番か3番という上位打線を任される可能性が高い。仮に2番にオリックスからFA加入の糸井が入るとすれば、なおさら前後の高山の先制パンチが、得点力アップに大きくつながっていくわけだ。


 「実際に打席に1回立ったことがあるのとないのとでは、違うので。何回か立つ投手も多かった。来年は、その経験をいかしたいです」

 勝負の2年目へ、責任感をにじませた。イベントでは280人のファンに力をもらったが、来季こそ最高の恩返しを果たしてみせる。まずはプレーボールと同時に、高い集中力で、相手先発へ襲いかかる。先行逃げ切りの使者となる。 (新里公章)

★阪神、今季のイニング別得失点

 総得点506、総失点546(得失点差マイナス40)に終わったなか、得点が一番多かったのは四回(86)で、失点が一番多かったのは一回(87)。特に一〜三回の序盤においては総得点151、総失点211(得失点差マイナス60)と、データも、試合開始からの劣勢を証明している。

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