サンスポ

【虎のソナタ】真剣な子供の姿に新米虎番もキリッ

甲子園歴史館を見学する新人8選手。みんなも歴史に名を残す選手になってね

 地図でいうと兵庫県加古川のちょっと上にある小野市で開催された「ハーフマラソン大会」に阪神の狩野、原口、俊介、松田らがゲスト参加しました。それに出かけた西垣戸理大は加古川-西脇線の1両編成の牧歌的な雰囲気の電車に乗って…「たまにはこういうのもいいなぁ…」と思ったそうである。

 大会は5000人が参加。今売り出しの若虎が来るってんで大賑わい。

 さて、取材が終わってとりあえず戻ろうとしてその牧歌的であるハズの電車を見て腰を抜かした。マラソン参加者が一斉にドドッと駆けつけてきて…これが超ラッシュ状態。でも仕方なく乗ったら、となりのおじさん風の人の二の腕の部分にハエが止まっていて…これがちょうど西垣戸の目と鼻の先…。見ていると「やれ打つな ハエが手をする 足をする」という一茶の句みたいなことになった。それで西垣戸もしばらく観察して「なんとなくかわいらしくて…思わずジッとみつめてしまいました」。

 疲れてるんだョ、我がトラ番たちは…誰とはいわないよ、誰とは。だけど鬼のような声に毎日、追い立てられて…とにかく1面! という緊張感とストレスに…まるでハエが他人とは思えなかった? のかもしれない…。またそのハエが飛びもしないで、しかも季節外れの大混雑のローカル線のなかでしきりに西垣戸に「俺だって心の免疫力が欲しい。世の中を生きていくのは厳しいよなぁ…」とかなんとか言ってように見えた?(やっぱり疲れてるぞ…)


 その頃、ピヨピヨ記者須藤佳裕は鳴尾浜で中学生の硬式野球・関西No.1決定戦「タイガースカップ」で、表彰式のプレゼンターとして参加した北條選手を追っていた。優勝は兵庫夢前クラブで、惜しくも2位の堺泉北シニアは北條選手が子供の頃に所属していたオール狭山の近所なので、声をかけたら、少年らはかなりガク然としているので北條が驚いた。「2位だからヨカッタ」ではなく真剣に残念がっているのに、北條選手はあらためて何かを感じたらしい。それをみてピヨピヨ須藤も「この1年、新米記者としてあらゆる分野のスポーツを取材しましたが…ますます緊張です」。

 同時にこの日は阪神の新人選手の施設見学などもあり、ドラ1の大山悠輔選手など新人が甲子園やクラブハウスなどを見て回った。先輩記者の新里公章とともに取材。「思わず僕も、1年前にはなにもかも新鮮で、いちいちへーッと思っていたことを思い出しました」と須藤は気持ちをリフレッシュさせた。

 初めて産経ビルを見上げて「ヨーシ!」と誓ったのはまだホンの少し前だ。それがやがて…デスクの追求をかわし、部長の目を盗み盗塁をしてみせ…そして銀バエのように変貌する? もっとも、いつまでもピヨピヨでは困るけど…。

 新里は「大山選手は甲子園を見て『ここがファンで満員になると思うと…がんばります』と言っていました」と言ってきた。いっそのこと毎年、我が社もウルサイ連中の施設見学会をやりますか? エッ、この俺も…。

©2026 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.