誠意のFA行脚だ。V奪回のために投手陣強化を目指す巨人が交渉解禁日の11日にもDeNA・山口とソフトバンク・森福にWアタックをする見込みとなった。
前日8日に「家族もいるし、生活環境のこともありますが、基本的には興味を持ってもらえるチームの話を聞きたい」と大粒の涙を流しながらFA宣言をした山口と、4日に「他球団の話を聞いて、どう評価されているか聞いてみたい」と語った森福は、どちらも来季の巨人にとっては必要な戦力。10日にFA公示された後、両者に連絡を取り、可能ならば11日にテーブルにつく。
球団関係者の話では、まずは福岡で森福と交渉。さらに東京に移動して、山口とも面会をするという。球団幹部にとっては1000キロ以上の移動を伴うが、ともにチーム残留の可能性を残し、他球団との争奪戦も予想される中、即日交渉で先手を取る姿勢だ。
今季年俸が8000万円だった山口には、3年総額6億円程度の破格の条件を提示する見込み。「ここ2年間はワンポイント。自分の置かれている立場というのに満足いっていなかった」という森福には起用法や複数年契約でアピールする。
2年連続のV逸を喫した巨人にとって、投手陣再生は大きな課題。本腰を入れてFA戦線に乗り込む。