社会人野球日本選手権第6日(3日、京セラD)オリックス・福良淳一監督(56)が3日、キャンプ地・高知から本拠地・京セラドーム間を日帰りした。社会人野球の日本選手権1回戦・ヤマハ戦に先発したドラフト1位・山岡泰輔投手(21)=東京ガス=の視察が目的だったが、なんと金の卵は二回途中6失点でKOされてしまった。
朝、高知龍馬空港を飛び立ち、大阪へ。福良監督がお供も連れず、キャンプ地を離れた。大事なチームを放り出して? 向かった先は京セラドーム。オリックスの本拠地で行われていた日本選手権にドラフト1位・山岡が登場! 来季をチームを考えると、もっと大事な即戦力投手を見るためだ。しかも夜には高知へとんぼ返り。超ハードスケジュールでも見てみたかった。
「映像と、実際に見るのは違うから」
だが、しかし。指揮官の目の前で、ドライチは無残な姿をさらしてしまう。一回は何とか無失点で切り抜けたが、二回に2ラン本塁打を含む6安打を浴びて6失点。1回2/3であえなくKO。福良監督も苦笑いだ。
「大丈夫です」
とても大丈夫には見えなかったが…。
「3種類のスライダーの軌道も良かったし、球のキレもあった。(身長1メートル72で)もう少し小さく見えるかと思ったけれど、角度もあったし。あれだけ投げてくれれば十分でしょう」
来季開幕ローテも期待し、自ら球団に直訴して指名した即戦力右腕の惨劇。ショックを隠したのか? それとも、本当に合格ピッチだったのか?
最後はいつものスマイルで高知へ戻っていったが…。
ちなみに、東京ガス関係者が「今季ワースト」と嘆いた山岡は「マウンドは投げやすかったんですが」とガックリ。来年、同じマウンドでリベンジしてもらおう。福良監督もその日を待っている。 (上田雅昭)