SMBC日本シリーズ第3戦(日本ハム4x-3広島=延長十回、広島2勝1敗、25日、札幌D)劇的な白星の予感はあった。前日24日に自宅のある北海道・栗山町に戻った栗山監督は、うっすらと広がる雪景色を目にした。
「まだ雪が積もっているときに(レギュラーシーズンが)開幕して、雪が降り始めるまで野球ができる。改めてその喜びを感じたね」と、本拠地で行う第3戦に向けて気持ちを切り替えた。
雪といえば「白(星)」のイメージ。赤一色だったシリーズの流れが変わるような「白い」出来事がもう一つあった。オオハクチョウの飛来だ。シベリアでの繁殖を終え、早くも越冬してきたのだ。
「春先にV字型で飛んでいったのが、まだグレーの色をした子供を連れて帰ってきた。なんか、なごむよね」
気持ちをリセットしつかんだ白星。試合後の場内インタビューでは力強く口にした。「あす(26日)からまた地に足をつけて、戦っていきます!」。声高らかに、逆襲宣言だ。(佐藤春佳)