41歳シーズンもここまで22試合に登板し8勝8敗、防御率3・12と奮闘。ノルマとしていた2桁星は達成されていないが、先発ローテーションの柱として鯉投を支えてきただけに慢性的な右肩痛などを抱えている。万全な状態からは程遠いだけに、1カ月後の10月12日から始まるCSファイナルステージへ備えるため、蓄積した疲労を回復させる計画だ。
エース前田(ドジャース)が抜けた今季、下馬評は総じて低かった。それでもシーズン前に「やる以上は優勝を目指すのは当然。僕自身もそんなに時間もなくなってきている」と言い切り、鯉投の先頭に立ってきた。日本シリーズまで勝ち抜けば、10月下旬までの長丁場。まだまだ出番は続く。
座右の銘は「苦しまずして栄光はなし」。米大リーグから広島に戻って2年目。「せっかく球場に足を運んでくれる人のために、いい結果を残していきたい」。プロ20年目にして初の栄冠へ、苦しんだ分だけ最高の投球で優勝を勝ち取る。 (玉木充)