特に成長を実感するのはファウルの質の変化だ。速球に差し込まれて一塁線を切る打球が多かったが、打ち損じてもボールの上下をたたいた後方への打球が増えた。16日の試合前には、巨人・坂本に助言を求める場面も。貪欲で積極的な性格も進化を後押しする。
球場では「オコエ!!」と声援を送られる。応援はうれしいが「『オコエ』(と呼ばれるの)は遠く感じます」と笑う。「周囲の親しい人は『ルイ』と呼んでくれます」。さらなる活躍で、より親しまれる存在になるつもりでいる。
「まだまだできない部分も多い。これからも結果が残せるように頑張ります!!」。初々しい笑顔もつかの間、スター候補は視線を未来へ向けた。(峯岸弘行)
「そろそろ、出てもいいと感じていた。いい本塁打でしたね」
★初出場(3月25日) 球団の高卒新人野手では初めて開幕1軍入り。ソフトバンクとの開幕戦では七回に代走でプロデビュー
★初盗塁(同26日) ソフトバンク戦の十回にプロ初打席。四球で出塁し初盗塁をマーク
★初先発(4月3日) 西武戦に「2番・中堅」でプロ初先発したが3打数無安打
★2軍降格(同14日) チーム事情で野手枠に余裕がなくなったため登録抹消
★再び1軍へ(5月29日) アマダーの負傷で1軍に緊急昇格
★初安打(同31日) 阪神戦に「9番・中堅」で先発。七回にプロ初安打をマークするなど4打数2安打の活躍
★初打点初長打(6月1日) 阪神戦の四回、右中間に適時二塁打
★初三塁打(同7日) ヤクルト戦の二回に2者をかえすプロ初の三塁打。初のお立ち台で「何も言えねぇ! です!!」
★初猛打賞(同11日) 広島戦で初めて1試合3安打の猛打賞
〔1〕楽天・オコエがプロ初本塁打。高卒新人の本塁打は昨年の巨人・岡本和真(9月5日のDeNA戦、3試合目3打席目)以来で楽天では初めて。交流戦での高卒新人の本塁打は2012年の中日・高橋周平(6月17日のオリックス戦=プロ初本塁打、16試合目32打席目)以来で2人目。
〔2〕オコエは出場28試合目72打席目で初本塁打。最近の高卒新人では10年の横浜・筒香嘉智が3試合目10打席目、13年の日本ハム・大谷翔平が34試合目92打席目。1993年の巨人・松井秀喜は2試合目7打席目だった。
〔3〕高卒に限らない楽天の新人のシーズン最多本塁打は、07年の嶋基宏らの2本。