サッカー・U-22日本代表候補合宿(23日、平塚市内)来年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(カタール)突破を目指し、全25選手がそろって約2時間の練習を行った。1年8カ月ぶりに招集されたDF高橋祐治(22)=J2讃岐=は、実姉にモデルの高橋メアリージュン(28)とユウ(24)を持つイケメン選手で代表生き残りを狙う。
すらりとした手足と精悍(せいかん)な顔つきは、25人の中でも一際目を引いた。昨年3月のU-21代表候補合宿(東京)以来の参加となるDF高橋に、多くの女性ファンがカメラを向けた。
「1対1の強さが強み。久しぶり(の選出)なのでアピールしたい」
23日のJ2最終節(対千葉)にフル出場したためこの日は軽めのメニューで疲労回復に努めた。
2012年にユースから6人同時に昇格したJ2京都の黄金世代の1人。同期にはFW久保裕也(ヤングボーイズ)やGK杉本大地、MF原川力(ともに京都)ら五輪世代の代表常連組がいる。父が日本人、母がスペイン系フィリピン人で、実姉のメアリージュンとユウはモデルとして活躍。本人もイケメン、そして1メートル85の長身で女性ファンが多く、ブレーク必至の素材だ。
ただ、順調なサッカー人生ではなかった。出場機会を求め期限付き移籍を繰り返し、12年には豪州リーグで約半年の武者修行。本職はセンターバックだが、今季はやはり期限付き移籍先のJ2讃岐で右サイドバックとしてプレーした。地道な下積みを経て代表候補に返り咲き、「いろいろな経験ができた」と胸を張る。
サッカーだけではない。2人の姉はかつてバラエティー番組で極貧生活を告白。高橋が小学1年のとき、父親の経営していた会社が倒産し、焼肉のタレだけでご飯を食べたエピソードを披露したこともある。そんな姉たちは常に可愛い弟を気に掛け、エールを送り続けている。高橋も「うちは貧しかったからハングリー精神が養われた」と実感を込めた。
高さを生かしたセットプレーからの得点力も魅力。「短期間でどうアピールするか考えたい」。姉たちに負けないくらいその名を売り込む。 (伊藤昇)
★この日の練習
J2の所属選手が合流し、全25選手がそろった。約2時間の練習では、軽いランニングやボールを使ったパス練習のあと、10対10の実戦形式を行った。前日23日にJ2で試合に出場したDF高橋、MF矢島、川辺の3人はランニングやストレッチなど軽めの別メニュー。左足痛を抱えるなどコンディションが万全でないFW鈴木も実戦形式には入らなかった。