ロッテ・清田育宏外野手(29)が、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで歯を食いしばってプレーしている。
体はボロボロだ。10月2日の楽天戦(QVCマリン)の五回、守備でダイビングキャッチを試みて右肩を負傷した。翌日3日に千葉市内の病院で右肩関節捻挫と診断され、患部に腫れと痛みを抑える注射を2本打たれた。しかし、表情はさえなかった。
「打球を捕ろうとして突っ込んだ際に、右肘を地面に強く打ってしびれた感じなんです。様子をみなくてはいけないけど、送球はできないですね…。痛くて投げられないです…」
数日たっても回復の兆しは見えなかった。Aクラス入りを果たし、ファイナルステージまで進んだ今だからこそ明かせる。右肩は思った以上に深刻な状態だった。
「痛みがぜんぜん取れなくて、右肩がまったく上がらなかった。右手で支えて、ベッドから起き上がるのもやっと。リュックを背負うのも痛みが走った。試合で負傷してから、本当に厳しかったです。試合に出られるかな…と考えたこともありました」
いつもの人なつっこい清田はどこかに行っていた。無理もない。9月22日の楽天戦(QVCマリン)でも、三回に2点二塁打を放ち、送球間に三塁を狙ってスライディングした際に、背中を痛めていた。シーズンも大詰めに差し掛かり、レギュラーを張ってきた選手であれば、けがをしていない選手はいないが、清田はダブルパンチを食らっていた。