メッツ戦の8回、申告敬遠で出塁するドジャース・大谷。昨季から48試合連続出塁とする=ロサンゼルス(共同) 【ロサンゼルス14日(日本時間15日)=横山尚杜、丹羽美佳子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(31)がメッツ戦に「1番・DH」で出場し、3打数無安打1四球。2試合連続で無安打だったが、八回に申告敬遠を受け、48試合連続出塁とした。1900年以降では球団単独4位に浮上し、ロサンゼルス移転後は単独2位。球団トップの1954年デューク・スナイダーの記録まで残り10試合に迫った。15日(同16日)は自身初めて「ジャッキー・ロビンソンデー」に登板する。
メッツの新星を前に大谷は3打席凡退。連続出塁記録が途切れる予感も漂ったが、貫禄で勝ち取った。1―1の八回1死二塁。左打者に通算被打率・180の左キラー、レイリーがマウンドだったが申告敬遠が宣告された。連続試合出塁は「48」に伸び、球団歴代単独4位に立った。
「理由は正直、分からなかった。相手は左対策の投手を起用してきた。ショウヘイと勝負するか、他の打者と勝負するかの選択」
ロバーツ監督が振り返った。八回は先頭のロハスが四球で出て、続くエスピナルが投前犠打で走者を得点圏に進めた。ここで相手は大谷を歩かせ塁を埋めたが、続く左打者のタッカーが決勝の左前適時打。指揮官は「(犠打で)二塁に進める判断が正しかったと思う」とうなずいた。
大谷はメッツの先発で将来のエース候補と目されるマクリーンに苦戦し、第3打席まで左飛、遊ゴロ、左飛。今季最悪に並ぶ12打席連続安打なしとなっていたが、意外な形で記録が継続した。試合終盤の要所で勝負を避けられる存在なのは間違いない。
前日13日(同14日)に右肩へ94マイル(約151・2キロ)の死球を受けたが、試合前には通常通りにキャッチボールで調整。指揮官も「特に心配していない。多少の痛みはあるかもしれないが問題ない」と15日(同16日)に同戦で今季3度目の二刀流出場する。
1947年4月15日にジャッキー・ロビンソン(ドジャース)が黒人選手として初めてメジャーデビューした功績をたたえ、毎年4月15日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」として開催。全選手が背番号「42」をつけてプレーする。大谷はメジャー1年目の2018年に登板予定だったが、気温氷点下1度だったカンザスシティーのロイヤルズ戦は極寒と悪天候による中止となった。「その番号を付けて投げる機会はなかなかない。すごく楽しみにしていた」と語っていた23歳の大谷。成熟した31歳の大谷が二刀流で、幻に消えたマウンドに戻ってくる。