先日、淡路島に取材に行く機会があった。毎年恒例になりつつある、阪神・平田チーフ兼守備走塁コーチらによる小学生を対象にした野球教室。今年は阪神の現役選手では狩野、西田、今季限りでユニホームを脱ぎ、フロント入りした清水誉氏らが参加した。
天候にも恵まれ、8チームから約120人の小学生がプロの選手から指導を受けた。
平田コーチが「うまいよ、背番号3番」「ファインプレー! みんな、いまの見た!?」などと得意のマイクパフォーマンスで子供たちを盛り上げつつ、和気あいあいと約1時間のレッスン。淡路島ではプロ野球の1軍の公式戦が開催されておらず、子供たちも貴重な時間を楽しんだ。
「ここの球場はウエスタンの試合でもお世話になっているし、恩返しの気持ちでね。子供たちも喜んでくれるし、こういう機会を大切にしたいね」と平田コーチ。野球教室後は実に真面目に感想を明かしていた。
毎年10月に「みやざきフェニックス・リーグ」が開催される宮崎県も、同様の盛り上がりを見せていた。タクシーの運転手は「いま宮崎ではフェニックス・リーグという野球の大会がやっているんです」とうれしそうに語り、「ここはオリックスの選手もよく食事に来るお店ですよ」とプチ情報まで明かしてくれた。基本的に同リーグは若手が鍛錬を積む場で、著名な選手は少ないかもしれないが、それでも地元で試合を見られるとあって、大歓迎ムードだった。
近年は各球団もシーズンで数試合、地方球場での公式戦を開催しているが、さまざまな事情でこれ以上、試合数を増加するのは難しいかもしれない。だが、その1試合がちびっ子たちに大きな夢を与えるのも事実。シーズン中が厳しい状況であれば、オフに地方でのイベント開催が増えることを願う。(西垣戸理大)