広島・黒田博樹が引退を表明しました。
「ええ男やった」
2006年に広島担当だった整理部デスク矢田雅邦が、テレビのニュース速報を見ながらタメ息をついています。
06年9月5日、チームが長崎遠征(ヤクルト戦)に出ていたとき、広島に残って休みをとっていた矢田は「若手の練習でも見るか」と考え、大野の室内練習場に出かけました。するとそこに遠征に出ているはずの黒田がいたのです。「なぜここに?」。答えてくれません。矢田は、長崎にいる某投手コーチに電話をかけました。すると、「理由は…言えん」。
故障以外に考えられない。もう一度食い下がりましたが、無言。矢田は、口が軽い某若手選手をつかまえて、ようやく「右肘が痛いらしいです」と聞き出します。それだけでは原稿にできないから、さらにしつこく黒田に聞きました。また無言。だめか…と途方にくれたときです。