ブルペン、安芸ドームに管理、監督できるカメラを設置するのはいいことだと思う。一番の効果は全体を掌握しやすくなる点だろう。
たとえば、練習のスケジュール表で投手陣のおおよそのブルペン入りの時間は把握できても、「藤浪がいつ投げるのか」といった細かいところまではわからない。その点、メイン球場と離れていても、映像で一目瞭然になる。選手も第1クールは「あそこにカメラがある。俺らのことを見ている」という緊張感が生まれるはずだ。
私がコーチをしていた頃(1983-87年、89-94年)はトランシーバーで随時やりとりをした。村山実監督(1988-89年)も、メイン球場の右中間後方にあった高さ5メートルほどの管理棟からサブグラウンドとの両面をチェックしていたが、今回のカメラはより進んだ形だ。監督自らが足を運び、選手個々をしっかり見ることが一番大切だが、その手助けになると思う。 (サンケイスポーツ専属評論家)