2度の三冠王に輝いた史上最強の助っ人、ランディ・バース 今年ね、たとえば4番に福留選手が入り、みるからになんとかしようと打席でフルスイング。それで明らかにフォームまで微妙に狂う…。
もともとミートが確実な中距離打者。1995年のドラフトで7球団が競合して近鉄が引き当てたとき「ヨッシャー!」と当時の近鉄佐々木恭介監督の歓喜の絶叫…それが入団せずとなって、日本生命から98年のドラフトで意中の中日を逆指名してプロ入り。同年に松坂大輔(西武)、藤川球児(阪神)、上原浩治(巨人)がいたっけ。
その福留が回り回って現在の阪神の屋台骨を支える。だがもう39歳。1週間に一度はお休みも必要だ。それでも彼は必死にがんばる…。だが、その真摯(しんし)な姿勢の中に痛々しさも否定できない。そのたびに「バースのような4番がいたらなぁ」と思ったのは俺だけか?
1986年のこの10月17日、バースが打率・389、54本塁打、打点109で2年連続三冠王が確定した日である。
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れえずして、忘却を誓う心の悲しさよ…」
ソレ何のこっちゃ…と思われるかもしれないがこれは1952(昭和27)年、当時日本中の女性の感涙をしぼったNHKラジオのメロドラマ『君の名は』(原作菊田一夫)のナレーションである。とにかくスレ違いの男女のハラハラドキドキ(方向オンチではない)に当時はソレを聴くために日本中の女湯が空っぽになったといわれた。