巨人・佐々木俊輔が一回に先制満塁本塁打を放つ=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) ハマスタの度肝を抜く〝驚弾〟。巨人・佐々木俊輔外野手(26)が12日、DeNA13回戦(横浜)に「6番・左翼」で出場し、一回に自身初のグランドスラムとなる決勝の6号満塁弾を放った。セ・リーグ2位のチームはそのリードを守り、〝スミ4〟で2連勝。首位阪神と1ゲーム差をキープし、14日から9連戦に臨む。
強烈な先制パンチを見舞った。シーズンオフにボクシングジムでトレーニングをした経験を持つ佐々木が、一回に自身初の満塁アーチ。「打った瞬間、手応えはよかった。(満塁弾は野球人生で)初めてだと思う」。おなじみとなっている速度を落とさないランニングで、素早くダイヤモンドを一周した。
3万2592人の大観衆を驚かせた。一回、3四球で2死満塁の好機。佐々木はカウント2―1からの4球目、篠木の外角直球を捉えた。打球角度20度ながら、ぐんぐん伸びて左翼ポール際の最前列に着弾。「自分の中ではいい感じに押し込めた。しっかり下半身を使って打てている」と胸を張った。
6月24日に今季初の2軍再調整。「ファームだとどうしても打撃投手の方も少ないので」と、ジャイアンツ球場の室内で大谷(ドジャース)らも使用する、映像とともに投手の変化球などを忠実に再現するバーチャルマシン「トラジェクトアーク」を打ち込んだ。「実戦に近い球が打てるので、すごくありがたい」と阪神・才木、中日・高橋宏ら各球団のエース級との〝対戦〟を重ね、1軍で再び結果を残した。
一回の満塁弾の4点のみで勝利したのは、伝統球団でも史上初だった。橋上監督代行は「パンチ力をいかんなく発揮してくれた。(九回の)安打も角度が付けば本塁打じゃないかという打球速度。相手にとって脅威になる」と佐々木をたたえた。絵本の『おさるのジョージ』の主人公に似ていることから「ジョージ」の愛称で親しまれる背番号44が、昨季打率・462と打ちまくったハマスタで勝利に導いた。(浜浦日向)