二回、逆転の2点本塁打を放つ阪神・前川右京=東京ドーム(撮影・中井誠) (セ・リーグ、巨人2-10阪神、14回戦、阪神9勝5敗、9日、東京D)誰にも止められない!! 阪神は同率で並んでいた巨人との首位攻防第3ラウンドに10-2で大勝し、6月21日以来18日ぶりに単独首位に立った。「6番・左翼」で出場した前川右京外野手(23)が、0-1の二回に逆転の5号2ランを放った。最近5試合で4本塁打と一気に覚醒した若虎。この勢いで首位を突っ走るチームに貢献していく。
これぞ傘差し打法だ-。力強い打球が右中間スタンドに突き刺さるのを見届けると、前川は走りながら拳を突き上げた。プロ5年目で自己最多となる5号2ラン。値千金の逆転弾で、猛虎打線に火をつけた。
「打った瞬間、(スタンドに)いくかなと思った。伊原さんが勝ててよかったです」
約3カ月ぶりの1軍登板だった奈良・智弁学園高の先輩、伊原が一回に1点先制された直後の二回1死一塁だ。1ボールからの2球目。巨人の先発・則本の146キロ直球を振り抜き、伊原を後押しした。7月3日の広島戦(マツダ)で、今季2本目の一発を放ってから3試合連続アーチをマークするなど、ここ5試合で4発と打ちまくっている。
「いいポイントで打てているので、いい角度で(打球が)入っているのかなと」
前川の一発でベンチの空気は一変した。則本から五回までに8得点を奪うと、六回には森下がトドメの22号2ラン。G党を沈黙させた。
「本当にすごいバッターがいっぱいいるので。負けずに頑張りたいと思います」