チャペルをバックに記念撮影するDeNA・相川亮二監督(左)と青学大・小田康一郎(撮影・荒木孝雄) DeNAからドラフト1位指名された青学大の小田康一郎内野手(22)が27日、神奈川・相模原市の同校で相川亮二新監督(49)らからあいさつを受け、三冠王を目標に掲げた。左打ちの好打者は、青学大の先輩で米大リーグのレッドソックスでプレーする吉田正尚外野手(32)の打撃を参考にする。相川監督は、吉田を超えられるような潜在能力を秘めると評価した。
事前に相川監督の来訪を知らされていなかった小田は、驚きながらも笑みを絶やさなかった。初対面した指揮官に「僕に負けない、いい笑顔を持っている」とほめられ「負けていないな」と表情をほころばせた。
173センチ、85キロと小柄ながら、長打力にコンタクト能力を兼ね備える左打者。青学大の先輩でレッドソックスでプレーする吉田の打撃を参考にする。似た体格で同じ左打ちとあって、スイングの軌道や体の使い方を手本にしてきた。
吉田がオフシーズンに母校のグラウンドで自主トレーニングに励んだ際、打撃練習を見学したことがあった。2023年のワールド・ベースボール・クラシックで日本代表の4番を張った10歳上の大先輩。打球の角度を操る技術を目の当たりにし「感覚がすごい選手だな」と驚嘆した。
大学日本代表で中軸を担った小田の潜在能力は折り紙付き。相川監督は「素晴らしい体の使い方をしている。主軸を打つ打者になってほしい。吉田選手を超えるような選手になれるセンスを持っていると思う」と大きな期待を寄せた。
主に一塁と三塁を守ってきた小田は「セカンド、ショートもいけます」と相川監督に売り込んだという。東都大学リーグでは二塁での出場歴もあり、岐阜・中京学院大中京高(現中京高)時代には遊撃でプレーしたこともあった。
「1年目から優勝に導ける選手になりたい。数年後にはNPBを代表するようなバッターになりたい。三冠王を目標に頑張りたい」。ベイスターズの未来を担う意気込みは十分だ。(鈴木智紘)
■小田 康一郎(おだ・こういちろう) 2003(平成15)年8月15日生まれ、22歳。東京都出身。5歳で野球を始め、小学時は八王子リトルリーグに所属。中学時は八王子リトルシニアでプレー。岐阜・中京学院大中京高(現中京高)で1年夏の甲子園大会4強。全4試合に「5番・三塁」で出場した。青学大では1年春から東都大学リーグ戦でベンチ入り。2年春、3年秋、4年春秋と4度、一塁手でベストナインを受賞。2年春からの6連覇に貢献した。通算成績は92試合で328打数82安打、打率・250、9本塁打、50打点。今夏の日米大学選手権優勝。173センチ、85キロ。右投げ左打ち。