プロ野球12球団オーナー会議の会場に入る巨人・山口寿一オーナー(撮影・荒木孝雄) 巨人・山口寿一オーナー(68)=読売新聞グループ本社代表取締役社長=は17日、阿部慎之助監督(46)の来季続投を明言した。東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれたプロ野球12球団オーナー会議に出席後に言及した。昨季、就任1年目でチームを4年ぶりのリーグVに導き、今季は2連覇を逃した阿部監督は来季が3年契約の最終年となる。
来季が3年契約の最終年となる阿部監督に、チームの再起が託された。山口オーナーは、指揮官の来季について聞かれて即答した。
「来年はもちろん、阿部監督で立て直してもらうということですね」
巨人・阿部慎之助監督昨季、計17年間チームを率いていた原前監督から監督の座を引き継いだ阿部監督は、就任1年目にしてリーグVを達成。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでDeNAに敗れて日本シリーズ進出を逃したが、若手とベテランの力を融合させたリーダーシップを発揮した。
雪辱を胸に臨んだ今季は守護神マルティネス、田中将、ソフトバンクからFA宣言した甲斐を獲得して臨んだが、宿敵の阪神に史上最速でのリーグ優勝を許した。オーナーは「誠に残念。優勝争いさえできなかったということ。ファンの皆さんには誠に申し訳ないですね」と謝罪した。
今季のチームは増田陸、中山、トレードで獲得したリチャードら若手野手に出場機会を与えて育てた一方、主砲・岡本の故障、エース戸郷の不振が響いた。チームの戦いぶりには「いろいろありましたけれども、それはどこのチームにもあること。乗り越えていかなければならない」と厳しい評価もちらつかせた。
残り10試合でのDeNAとの2位争いについて山口オーナーは「2位、3位は最後までもつれるのかなと思っていますので、勝ってほしいですよね。せめてもの意地を見せてもらいたい」と願った。(谷川直之)