勝利投手となり、阪神・石井大智らに頭を下げる桐敷拓馬を笑顔で見守る藤川球児監督=神宮球場(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト1ー3阪神=延長十回、20回戦、阪神13勝7敗、22日、神宮)延長戦を制した阪神が3年連続ヤクルト戦勝ち越し。夏のロードを11勝6敗とし、5試合を残して、2023年(18勝5敗)以来の勝率5割以上を確定させた。四回から6イニング連続して得点圏に走者を進めながらも凡退を重ねた打線が十回1死満塁、熊谷敬宥内野手(29)の中前打で2点を勝ち越した。八回に登板した石井大智投手(28)は自身の失策もあり、2死一、三塁を招いたが、代打長岡秀樹内野手(23)を一ゴロに仕留めて、連続無失点試合のNPB記録を「42」とすると同時に、「41回連続無失点」で1969年4ー5月の江夏豊に並ぶ球団3位に浮上した。高橋遥人投手(29)は6回3安打11奪三振1失点の好投。九回に登板した桐敷拓馬投手(26)が2勝目(1敗1S)、岩崎優投手(34)が26セーブ目(1勝2敗)。優勝マジックは1減の「19」となった(成績=68勝42敗2分、観衆=2万9197人)。
ーー最後は熊谷の粘りが結果になった
「高寺(延長十回1死一塁で中前打)も熊谷もそうですけど、最後まで出続けて、良い打席とかがありながらですけど、強い気持ちで出続けて行ってくれていることは、良い結果につながっていますね」
ーー打線は四球を選んで相手に圧力をかけていた
「ずっとそういう野球ですから。今、4時間ぐらいのゲームが終わりましたけどね。(シーズンの)最初の時から今日まで変わらずですけど、本当にみんな真剣にやっていますからね。真剣にやってギリギリの勝負のところを普段からやっている。流れ作業でやっている選手は一人もいないので。ファンの方の声援も球場で素晴らしいモノがありますし、ギリギリのところで相手を上回ることが、自分たちにとって大事なことなので。明日からも、それが大事ですからね。一戦一戦というモノは、すごく難しいところもありながら、やっていますから。良かったんじゃないですかね。みんな頑張ってくれましたね」
ーー高橋の投球は
「見ての通りだと思います」
ーー徐々に良くなっている
「『徐々に』というのは遠い見方で、ゲームは今日ですからね。昨日みたいに休みの日であれば表現しますけど、試合では『徐々に』とかはなかなかないですからね。本当に勝負していますから。その辺はまた明日ですけど、本当によく頑張ってくれましたね」
ーーリリーフ陣も粘った
「結果的にはね。常にギリギリの勝負、と。何回も言いますけど、小さなところを少しずつ勝ち抜いてこないと勝利には届かないですから。本当に選手を称えてあげてほしいと思います」