3冠王大チャンスの佐藤輝明内野手(26)に〝球児の救援〟は困難!? Vマジック「34」とし、今月末にもリーグ優勝を飾る阪神の、もう一つの注目ポイントです。佐藤輝は27本塁打、68打点でリーグトップ。打率・2822はリーグ5位で、首位の近本(打率・287)とは僅差です。もし打率も…ならば2リーグ分立(1950年)以降、8人目の3冠王誕生。最短V達成ならば、残りの消化試合でサトテル起用法は? タイトルを争う相手が打率は近本、中野で打点は森下…。藤川球児監督(45)も〝身内の争い〟は黙って見守るしか手がないはずです。
今季の阪神の名物となった佐藤輝明と森下翔太の本塁打ハイタッチ今年もこの季節がやって来ました。そう高校野球の夏の全国大会が甲子園球場で開催されます。全国から地方大会を勝ち抜いた代表校が熱い戦いを繰り広げます。しかし、ここ数年は〝熱い〟どころか〝熱すぎる〟酷暑の影響が深刻です。選手や、スタンドの観衆の健康管理には様々な対策を施しておかなければなりません。開会式を夕方にしたり、朝夕2部制の導入、試合途中のクリ―ングタイムの実施などなど…。
今年の6月17日、大阪市内で行われた阪急阪神ホールディングスの定時株主総会でも、株主からは酷暑対策として「どうして甲子園球場をドーム化しないのか?」という質問が飛びました。上戸常務取締役は「敷地面の制約があり、屋根を付けるのは現実には難しい」と回答。阪神は昨年8月2日に「アルプススタンド銀傘増築計画」を発表しました。内野席とアルプス席を合わせた8割が屋根に覆われる工事で、総工費は150億円。2028年3月に完成予定です。現時点で甲子園球場の設備上の酷暑対策はアルプス席まで延びる銀傘増築となるわけです。
しかし、本当に左右のアルプス席に延びる銀傘が、酷暑対策の抜本的な解決策なのか? 今後の気候変動に応じた柔軟な発想が高校野球にも、そして甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースにも求められる時が必ず来るような気がします。例えば、お蔵入りした「甲子園ドーム化」を再検討するとか、甲子園という土地に拘らない発想とか…。首をひねる方は、一度でもいいのでお昼の甲子園球場周辺に行ってみてください。夕方でも非常に暑い。こんな酷暑で野球を? と驚くと思います。
さて、〝熱い〟話をタイガースに戻しましょうか。藤川監督率いる阪神は59勝37敗2分けの貯金22で2位の巨人に12ゲーム差の独走状態。何しろ2位が借金2です。阪神とすれば追いかけられている実感もないですね。知人がこんな奇想天外? な話をしてきました。
「まだ分からん。阪神が10連敗して、巨人が10連勝すれば…」
確かに勝負事は下駄をはくまで分からない…とは言います。でも、これまでの戦いを見ているとそんな予感はとても抱きません。現実的には阪神の優勝へのマジックナンバー34がいつの時点でゼロ、つまりリーグ優勝はいつ決まるのか。Xデーは8月下旬なのか、9月上旬か? そちらの興味の方が大きいでしょう。甲子園球場のチケットをお持ちの方々にとっては、自分の行く日はV寸前か、胴上げ日か、それとも消化試合か…も気を揉むところでしょう。