各球団のキーマンに直撃するキャンプ期間のインタビュー企画「大志~ambition」の第6回は楽天・村林一輝(いつき)内野手(27)が登場。昨年は遊撃のレギュラーをつかみ、11月には初選出された野球日本代表「侍ジャパン」の一員として国際大会「プレミア12」に出場した。ドラフト1位・宗山塁内野手(21)=明大=との定位置争いについて「積み重ねてきた強い思いがある。負けるつもりはない」と意欲を示した。(取材構成・広岡浩二)
--背番号は66から6になった
「長くショートを守ってきたので、ずっと前からほしかった。昔からやはり、6番といえばショート。尊敬している藤田(一也)さん(楽天に2012年途中から20年まで在籍)が6番を背負っていたし、自主トレなど普段からお世話になっている(ソフトバンクの)今宮さんもつけている。野球人として昔から特別な思い入れがあった憧れの番号です」
--遊撃手として開幕スタメンをつかみたい
「今まで積み重ねてきた強い思いもある。レギュラー争いで負けるつもりはない。試合に出場できるのは一人だけなので、誰も負けるつもりで勝負していないと思う。もちろん、ポジションは確約されていないし、自らつかみとらないといけない。首脳陣やチームメート、ファンから『ショートはやはり村林』といわれるようにならないといけない。もちろん、チームから求められたポジションなら、どこでも勝利のために全力を尽くして守ります」
--同じ遊撃手の宗山がドラフト1位で入団
「堂々として、いい意味で新人らしくない。落ち着いてプレーしているので、やはりすごいなと思います。僕は高校卒業後に入団し、(当初は)あたふたしていた」
--宗山の技術は
「もちろん、学べるものはある。ただし、僕は守備固めや、試合に出ない時期が長かったので、その状況から学べたものがあった。周囲を見たところで野球は全く上達しない。技術を上げるには、自分を客観的に見て、何が弱点で、何が必要なのか分析した方が野球はうまくなる。その考え方は昔から今も変わらない」
--例年に比べ、内野の定位置争いは
「僕の入団時の2016年は、(早大からドラフト3位入団の)茂木さん(現ヤクルト)、球界屈指の名手といわれた松井(稼頭央)さん、藤田さん、銀次さんらがいて、えげつなかった。ほんの少し前まで制服を着ていたので目が点になって、あのときの衝撃は今も忘れられない。今年も確かに宗山君が入団して熾烈(しれつ)な競争になっていますが、プロ野球では当たり前。毎年、ものすごく有望な新人選手や、FAなどで実力と実績のある選手が入団してくる。特別ではなく、いつもと変わらないキャンプだと思っています」
--野手キャプテンの浅村から、将来的な主将に指名された
「浅村さんがそう言ってくださったことはすごくうれしいです。誰もができる役割ではないし、数年前の僕に想像できたかといえば、誰も想像できないと思う。キャプテンは試合に出続けてチームを引っ張らないといけないので、その前にしっかり実績をつくらないといけない。まず、試合に出ないキャプテンなんていませんから」
--プロ10年目の目標
「全ての成績において、キャリアハイの結果を残したい。僕は出塁率(昨季は・270)が低いので、特に出塁率を意識して大幅に上げたい。野球選手である以上、ゴールデングラブ賞とベストナインはすごく魅力的な賞です。去年、小深田さんが、その2つの賞を獲得したのはすごいこと。大きな挑戦になるけど意識したい。もし、チームが優勝すれば、僕のタイトルもついてくると思う。まずは、自分のレベルアップが必要です」