晴天の神宮球場で打撃練習に臨む村上。上位浮上に向け気勢を上げた(撮影・長尾みなみ) ヤクルトは19日、神宮球場で野手、埼玉・戸田球場で投手がそれぞれ練習を行った。村上宗隆内野手(24)は21日のリーグ戦再開に向け、居残りで打撃練習に励むなど精力的に汗を流した。チームが首位広島と6.5ゲーム差の5位タイに沈む中、リーグトップの14本塁打を誇る主砲は「僕らの力なら全然、巻き返せる」と自信を示した。最大7ゲーム差をひっくり返して優勝した2021年のシーズンを再現する。
流れ落ちる大粒の汗を気にすることなく、黙々とバットを振り続けた。その姿に闘志が宿る。気温30度の神宮で調整した村上は、21日のリーグ戦再開を見据え、力強い決意を口にした。
「全然、諦める場面でもない。僕らの力なら巻き返せる。チーム一丸、頑張りたい」
チームは交流戦を終え、27勝33敗4分けで5位タイ。ただ〝セ界〟は混戦を極めており、首位広島と6・5ゲーム差。逆転でのリーグV奪還も射程圏内だ。6年ぶりのリーグ優勝を飾った2021年は、交流戦終了時点で首位阪神につけられた最大7ゲーム差をひっくり返した。劇的なシーズンの再現を狙う。
21日からは巨人3連戦(東京ドーム)。リーグ最多の14本塁打を誇る主砲は交流戦が終わり「一区切り」ときっぱり。再出発する覚悟で「終わったことはしょうがないので、1からチームの雰囲気をつくり、上を目指してやっていければ」と巻き返しを誓った。
反攻には4番に座る主砲の飛躍が不可欠だ。今季は64試合の出場で打率・235、14本塁打、32打点。この日は軸足の左脚にチューブを巻き、捕手側から福川打撃コーチに引っ張ってもらいながら、ティー打撃を行う姿も見られ「下半身の使い方など、いろんなところを意識しながらやっていました」。状態アップへ試行錯誤している。
残り79試合。ここからV字回復すべく、背番号55がけん引する。(武田千怜)
★ヤクルトの2021年リーグ優勝・VTR
高津政権の2年目。前年まで2年連続の最下位から再建し、6年ぶり8度目のセ・リーグ制覇を成し遂げた。高卒2年目の奥川とエースの小川がチーム最多の9勝をマーク。全試合で4番に座った村上が39発で初の本塁打王に輝き、MVPも獲得した。CSを突破して臨んだオリックスとの日本シリーズを4勝2敗で制し、20年ぶりの日本一に輝いた。