6勝目にガッツポーズの戸郷(右)と「6」をつくるヴィーナス(撮影・三浦幸太郎) (日本生命セ・パ交流戦、日本ハム2-7巨人、1回戦、巨人1勝、14日、エスコン)巨人・戸郷を手放しでほめておく。連敗を止めるには、何より先発が頑張ること。その責任感に加えて、完投するノウハウを身に付けているところが、頼もしいね。
手探りとなる立ち上がりは、変化球で様子をみる。真っすぐが走っていると確信したら、力で押す。相手が真っすぐ狙いとみるや、変化球でかわし、変化球狙いできたら、真っすぐで釣る。力の入れどころを知っている。もちろん、コントロールも利いていた。ゲームの中でのピッチングのローテーションが、見事だった。
エースが踏ん張れば、打線も好循環で応えるものだ。連敗時に必要なのは、軸だけは崩さず、ポイント、ポイントで手を打つこと。その意味でハマったのが、5番に抜擢(ばってき)された萩尾。タイムリーと犠牲フライで即、結果を出した。少々のことでは動じない、気の強さが伝わってくる。
2番に入った増田大も四球、バント、安打でアクセントになり、6番に下がった吉川と、7番でDHに回った坂本が一発。随所で機能した。
まあ、話を戻すと、まずは完投できるエースがいないことには、チームも持ちこたえられない。あくまでそこも強調しておくよ。(サンケイスポーツ専属評論家)