いいねぇ、この雰囲気。杉本㊧と梅野との対談、いかがでしたか? 球春到来が待ち遠しい! 新春早々、編集局内に絶叫が交錯していた。ラグビー大学選手権。関西勢最後のとりで、京産大がトライを重ねるたびに、ラグビーをこよなく愛する元ラガーマンの整理部長・中雅史が声を上げ、京産大OBの1面デスク・芝崎正剛が歓喜の雄たけび。最後の最後に逆転されると「あ~ぁ」。そしてシ~ン。
文化報道部方面ではサッカー経験者の文化報道部長・大澤謙一郎が高校サッカー中継にテレビの音量をアップ、またアップ。京都府代表・東山のゴールに大はしゃぎだ。
「運動部時代は、ずっと仕事のことを考えながら見ていましたが、文化報道部では、仕事の合間なら、ひたすら応援できます」
社内は、お正月ならでは風景だった。
1月2日といえば…。トラ番記者は毎年、取材に出向く場所は決まっていた。大阪・梅田にある阪神百貨店の初売りだ。この仕事をするまで、百貨店の初売りにあれほど大行列ができるとは思ってもみなかった。大半がタイガース福袋が目当てだという事実が、これまた衝撃だった。
まだお正月のピ~ンと張りつめた空気が漂う朝の8時ごろ、行列の先頭の方に「どこから来られましたか?」「狙いの商品は?」と決まった質問を繰り返す。
おじさんファンばかりが並んでいた昭和の時代が懐かしく思い出される。その行列が突如、若い女の子だらけになった時代が。アイドルのコンサートに行った気分になったのは、現日本ハム監督、新庄剛志が現れた1990年代のことだ。
星野仙一、岡田彰布という2人の優勝監督のおかげで、常に上位を争うチームになってからは、さまざまな世代の、さまざまなファンが行列を形成するようになっていった。
運動部当番デスク席には阿部祐亮。初売りの思い出を聞いてみると-。
「僕がトラ番の時期は、毎年先頭が同じ人。滋賀県からこられた桜井広大選手のファンでした。あの人は今、どこでどうなさっているでしょう」
さて、ことしの初売りの雰囲気はどうだったのか? と尋ねたら、やっぱりというべきか、コロナ禍の影響をモロに受けていた。トラ番・織原祥平が説明してくれた。