行田リトルシニアの激励会に参加した桐敷。下半身を鍛える大切さを訴えた 開幕1軍へ、駆ける! 阪神のドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が19日、埼玉・行田市内で行われた行田リトルシニアの激励会に参加した。行田市はMBS系で放送されたテレビドラマ「陸王」の舞台。即戦力左腕は後輩に走り込みの大切さを熱弁。プロの世界での活躍を誓った。
♪走る~、走る~、キリシキ~。行田リトルシニアの激励会に参加した桐敷は走り込んで1軍で活躍することを誓った。
「(プロで)活躍している選手、みんなが共通して言うのは走り込み(の大切さ)なので。自分の中では辛いことではあるけど、活躍するために辛いこともやらなきゃいけない」
力強い球を投げるための馬力とスタミナをつけるには走ること。だから、在団生による質問コーナーで「下半身を強化するには何をしたらいいか?」と聞かれると「中学生のこの時期は走ることが一番のトレーニング」と回答した。
行田市は人気ドラマ「陸王」の舞台にもなり、桐敷も「見ていました」と話す。経営に苦しんだ老舗足袋業者「こはぜ屋」がマラソン足袋を開発し、革命を起こすラストシーンは自分の歴史と重なる。小、中学時代は走ることを「怠けていた」というが、本庄東高からランニングを日課とし、成長につながった。
「走りもウエートとかもやっていたので、それが大きかった。(走る)ノルマはなかったけど、とりあえず(毎日)走っていた」
最速150キロを誇り、スライダー、チェンジアップなどを操る左腕。役所広司が演じる宮沢紘一もドラマの中で「全力で頑張っている奴が、すべての賭けに負けることはない。いつかは必ず勝つ」と汗をぬぐっていた。アスリートはまず、走ることだ。それを子どもたちに伝えたかった。
「今までお世話になった人たちに感謝を持って恩返ししたい。一人でも多く阪神の試合を見てもらうというか、興味を持ってもらえれば」
1軍で活躍した暁には後輩たちを招待する。桐敷はカケル(駆ける)! 一心不〝ラン〟に甲子園のマウンドを目指す。(織原祥平)