甲子園の外野芝をランニングする高橋。ポストシーズンの開幕投手とみられるが…(撮影・河田一成) 高橋は最後までノースロー調整。キャッチボールもしなかった(撮影・河田一成)大丈夫? 阪神・高橋遥人投手(25)が1日、甲子園で行われた投手指名練習に参加したが、ノースロー調整だった。10月下旬から左肘に違和感を抱えている。6日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦、対巨人の先発とみられているが、雲行きが怪しくなった。
左腕を使わない。キャッチボールすらしない。柔らかい表情とは対照的に、高橋は動きを明らかにセーブしていた。
CSファーストステージ初戦となる6日の巨人戦で先発が見込まれている左腕は練習開始10分前となる午前9時50分頃にグラウンドに姿をみせた。秋山、青柳らと一緒にアップを開始。そこまではよかったが、他の投手がキャッチボールを始めたタイミングでトレーナーと話しながら、本隊から外れ、ポール間のダッシュを繰り返していた。
午前10時35分頃に全メニューを終え、リュックを背負ってグラウンドに一礼。そのままキャッチボールすらすることなく、45分間の練習を終え、引き揚げていった。
2度の完封を含む4勝を挙げた今季は右脇腹の筋挫傷などで出遅れたが、9月9日のヤクルト戦(甲子園)で復帰。優勝争いにおいて、10月2日の中日戦(甲子園)から2回連続で中5日で登板した。その影響もあったのか、10月21日の中日戦(甲子園)で八回まで1安打完封ペースも九回に左肘の違和感で降板。出場選手登録から外れることはなかったが、その後の登板はなかった。
高橋は10月29日の全体練習のときにはCSに向けて「問題はないと思いますし、自分としても投げる気持ちでいます」と話し、矢野監督は「現状では、いけるような状態に近づいている」と前向きだった。10月30日にブルペンで投球練習をしたときも指揮官は「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と繰り返していたが…。
仮に高橋が離脱となればCSのローテの再編を強いられることになる。巨人に対し、9月25日(東京ドーム)で完封勝利を挙げるなど、今季16イニング無失点とキラーぶりをみせる左腕がいるといないでは大違いだ。
2位からの日本一を目指すためにも、高橋で勝って勢いをつけたいところ。左肘の状態は日によって異なるというが…。大事にならないことを祈るしかない。(菊地峻太朗)