優勝した佐藤翔馬=3日、東京アクアティクスセンター(撮影・桐山弘太) 東京五輪会場の東京アクアティクスセンター(東京・江東区)で開幕し、男子の100メートル平泳ぎは佐藤翔馬(19)=東京SC=が59秒59で制した。今年完成した同会場で、大会が開催されるのは初めて。今大会は新型コロナウイルスの影響で当初予定されていた4月に実施できず、12月に延期された。白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=は出場しない。
男子100メートル平泳ぎを制し、佐藤の表情が緩んだ。日本選手権では初のタイトルを手にした。
「(コロナの影響などで)しっかり鍛錬を積めていない状態で、勝つことを目標にしていた。優勝できてよかった」
今年10月の日本学生選手権200メートル平泳ぎで世界歴代5位の2分7秒02をマーク、東京五輪代表争いに名乗りを上げた。シニア初の国際大会だった国際リーグ(ISL)では勝てなかったが、「勝つことが目的の大会で、そこを意識できるようになった」。それが今回の結果につながった。
得意の200メートルは最終日の6日。「(五輪)派遣標準記録(2分8秒28)を切って、あわよくば7秒台前半へ持っていければ」。伸び盛りの19歳は目を輝かせた。(只木信昭)