ともに出場するボストンマラソンへ向け、健闘を誓い合う川内優輝(右)と井上大仁=成田空港 昨夏のジャカルタ・アジア大会でマラソン男子を制した井上大仁(26)=MHPS=が10日、15日に行われる伝統の大会、ボストンマラソン出場のため、川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=とともに成田空港から日本航空便で出発した。
「不安要素はない。40~50キロ走で脚を作り、レースペースに近いペース走を入れてと、これまでやってきたこと一つ一つをやってきた。アップダウンが多いところで追い込んだので、(コース名物の終盤の「心臓破りの坂」も)多分大丈夫」。そう、自信を見せた。
東京五輪代表選考会・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)や五輪本番を想定した大事なレースと位置づけている。「世界レベルの強豪にもまれて、先頭争いで勝ち切れれば。今回、全力で戦って結果を出した先にMGCや五輪につながる」と先を見据える。
ただ、レース当日の天気が雨で低温となりそうという天気予報には、喜ぶ川内とは対照的に「雨でフルマラソンを走った経験はないし、寒いのが嫌。晴れてほしいです」と、少し不安な表情をみせた。
今の日本男子マラソンは大迫傑(27)=ナイキ、設楽悠太(27)=ホンダ、服部勇馬(25)=トヨタ自動車、そして井上が「4強」とされる。五輪代表枠は3。2017年世界選手権で、井上とともに代表だった川内は「(井上は)日本の中で一番強い選手。もともとスピードがあり、アジア大会で日本男子32年ぶりの優勝と、勝利も知っている。そういう選手が今回、勝ちきるレースができれば勢いに拍車がかかる」と評した。