23日のヤクルト戦では八回にソロ本塁打。通算405号だった (撮影・福島範和) (セ・リーグ、ヤクルト5-9巨人、24回戦、巨人14勝10敗、23日、神宮)巨人・阿部慎之助捕手(40)が、今季限りで現役を引退することが23日、分かった。プロ19年目の今季は捕手に再挑戦し、6月には史上19人目の通算400本塁打を達成。精神的支柱として5年ぶりのリーグ制覇にも貢献したが、バットを置く決断を下した。
歓喜の余韻が残る中で、身を引く覚悟を決めた。阿部が19年の現役生活に別れを告げることを決断した。
チームは21日に5年ぶりのリーグ制覇を達成。「もう一度優勝の喜びを味わいたい。ビールかけも、銀座のパレードも、若い選手に経験してもらいたい」と晩年に語り続けていた目標である、常勝軍団復活が現実となり、ここを野球人生の区切りと捉えた。
中大から2001年ドラフト1位で入団。新人開幕スタメンを果たして以降、21世紀の巨人の主力として君臨。座右の銘「センスは努力でカバーできる」を貫き、正捕手、主砲、主将の重責を担った。10年にはシーズン44本塁打をマーク。12年には首位打者(打率・340)、打点王(104)の2冠に輝くなど「打てる捕手」として球史に名を刻んだ。
15年からは一塁手に転向。8年間務めた主将の座も坂本勇に託した。捕手断念の原因となった首のヘルニアなど、積み重なる故障で、引き際を意識したこともあるが、マスクを置いてもバットで存在感を示し続けた。
17年には史上49人目の通算2000安打、今年6月1日の中日戦(東京ドーム)で今季1号を放ち、史上19人目の通算400号本塁打を達成。両方を達成した捕手出身選手は、野村克也と阿部の2人だけだ。