練習後、デスターシャポーズを決めるDeNA・東克樹=みずほペイペイドーム(撮影・萩原悠久人) DeNA・東克樹投手(30)が、27日のソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ2026」第3戦に先発する。26日は会場となるみずほペイペイドームで調整し、開幕2連敗からの巻き返しを誓った。ここまでの星取りは日本一に輝いた2024年と同じ。3戦目を任されて勝ち星を挙げ、4連勝の起点となった2年前のように、流れを一変させる。ソフトバンクも先発投手陣を中心に練習した。
不動のエースが、下克上への道筋を示す。横浜から福岡に勝負の舞台を移す第3戦の先発を託された東は、穏やかな表情で汗を流した。「チャレンジャーという気持ちを忘れずマウンドに立ち、結果として流れが変わればいい」と決意をみなぎらせた。
ソフトバンクを破った2024年の日本シリーズは、開幕2連敗で迎えた敵地での第3戦に先発し、7回1失点と好投。左太もも裏の肉離れからの復帰戦にして潮目を変えると、チームは4連勝で日本一に輝いた。
くしくも、ここまでの星取りも舞台の移り変わりも同じ。それでも「ここから同じような展開になるかどうかは別。自分のやるべきことをやるだけ。責任を全うできるように」と泰然と語った。
第1戦から2試合連続の延長戦にもつれ込み、勝負の行方は紙一重だった。東の目にも「惜しい試合」に映ったというが、攻守でほとんど隙を見せなかった相手に対し、四球や失策といった流れを渡しかねないミスがあったと指摘した。
5月にトレードでソフトバンクに移籍するまで女房役だった山本祐は、攻守にわたる活躍で連勝発進に貢献した。東は「画面越しでも覇気が分かる。本当にベイスターズを倒しに来ている。彼もキーマンの一人」と警戒心を強めた。
クライマックスシリーズ(CS)は無傷の6連勝で突破したが、あくまでチャレンジャーの立場だ。「そっちの方がベイスターズらしい強さが出る。実際リーグ優勝はしていない」。地に足を付けて挑み、反撃の始まりを告げる1勝を刻む。(鈴木智紘)