八回、本塁打を放った阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・甘利慈) (セ・リーグ、巨人5-7阪神、7回戦、巨人4勝3敗、2日、甲子園)輝もゴールデンウイークや!! 阪神は巨人に7―5で勝利。甲子園では今季4試合目の伝統の一戦で初白星を挙げた。「4番・三塁」で出場した佐藤輝明内野手(27)が、8号ソロを含む4安打で自身初の3試合連続猛打賞を記録して打率・405とした。昨季の本塁打&打点2冠を超える三冠王へ突き進む主砲が、藤川虎を球団初のセ・リーグ連覇へと導く。
豪快な一発で締めくくった。佐藤は打った瞬間、立ち止まって打球を見つめた。この日4本目の安打は、右翼席への弾丸8号アーチ。今季の甲子園では、4度目の伝統の一戦でようやく初勝利。立役者はプロ6年目で初めての3試合連続猛打賞で、再び打率4割を超えた不動の4番だ。
「しっかり日々のいい準備ができているということだと、自分では思っている。これをずっと続けていきたい」
今季最多4万2636人が詰めかけたスタンドの虎党へ、ヒーローインタビューで好調の理由を伝えた。
6-1の八回だ。ルシアーノの152キロ直球を一閃し、瞬く間に右翼席にほうり込んだ。バックスクリーンに表示された打球速度は驚異の187キロ。今季の自己最速に「しっかり当たれば出るかなと思った」。
パワーだけでなく、テクニックも発揮した。まずは一回2死三塁。又木の内寄りの真っすぐを左翼線にはじき返した。「先制のチャンスだったのでいい結果になってよかった」。五回はバットの芯を外されながらも中前へ。2-1と迫られた直後の七回先頭では右中間を破る二塁打。打率4割に乗せる一打で一挙4得点を呼び込んだ。さらに八回の駄目押しの一発で打率は・405に。4月29日のヤクルト戦で4三振を喫したが、次戦から3戦連続の猛打賞。藤川監督は「当然のように見てますけどね。素晴らしいと言いますか、らしくやってくれてますね」とうなずいた。
佐藤は「まだ先は長いので(数字は)あまり気にせずいきたい」と謙遜したが、開幕から29試合を消化して、2試合連続無安打はない。9打席無安打が今季ワーストだ。ルーキー時代の2021年には59打席連続無安打のセ・リーグ野手のワースト記録をつくったスラッガー。調子を落とすと、打てなくなる時期が長いといわれたのは過去の話だ。