空港でツーショットを取る阪神・ドリス(左)と高知・青木さん(提供写真) (セ・リーグ、阪神7-5巨人、7回戦、巨人4勝3敗、2日、甲子園)阪神のラファエル・ドリス投手(38)が歴代最年長でNPB通算100セーブを達成した。四国IL高知時代、球団職員としてサポートしていた青木走野チーム強化育成統括ディレクター(36)が祝福した。
通算100セーブ、おめでとうございます! ドリスは野球に対する情熱が違った。最高峰まで上り詰めて、数々のオファーがあった中で独立リーグを選んだ。もう一度日本で、NPBで野球がしたいという思いがとても強かった、という印象でした。
私はドリスの生活を見ていて、絶対にもう一度NPBで活躍できると思っていました。彼はずっとそのイメージを持っていましたから。トレーニングも、やるべきことをずっとやっていました。
彼は最高峰を知っているからこそ、ピッチングを知っている。どうやって抑えるか、どう持ち球を使えばいいかを理解していましたね。
そして、よく選手を観察しているんです。終盤に投げることが多いんですけど、一順目はベンチから相手打者を見て、それから準備をしていました。
味方のこともよく見ているから、選手からもとても好かれていました。ドリスは日本語をよく勉強するし、指導をするのも好き。説得力もあるので、NPBやMLBを目指すために、どんなことをしないといけないかなどをよく選手にも話していました。マッサージ器を貸したり、後輩を連れてお風呂に行ったり、家で手料理をふるまったり。ドミニカ共和国の料理で、ピラフのようなパエリアのような、ご飯を油でいためて、その上にスーパーで勝った牛肉や豚肉を乗せた料理をよく作ってくれていました。
今でも高知にはドミニカから来た選手が在籍しています。阪神に行っても、彼からはよく電話がかかってきます。この前もテレビ電話で話しながらご飯を作っていましたね。高知にドミニカ出身の後輩の選手が在籍していて、プロになって今でも、とても気に掛けるくれているんです。
彼は高知の料理も大好きでした。よくひろめ市場というところに行って、3~4人前くらいのカツオのたたきの舟盛りを一人で食べていました。地元のファンからも人気でしたよ。体が大きいのでよく気付かれるんですけど、嫌な顔一つしない。温泉で一度、(ともに2016年に阪神に加入した同じドミニカ共和国出身右腕の)マテオと間違われたことがあって、その時は『マテオじゃねえよ!』と言っていましたけど(笑)。
阪神に戻ることが決まったときには、とても喜んでいたことを覚えています。今も活躍を続けている姿を見ていると、どの舞台でも人は変わらないんだな、と思います。メジャーでも、独立リーグでも、NPBでも変わらないのが彼のすごさです。これからも、もっと積み重ねていってもらいたいと思います。