七回1死満塁で左前に適時打を放った阪神・高寺望夢=甲子園球場(撮影・中井誠) (セ・リーグ、阪神7-5巨人、7回戦、巨人4勝3敗、2日、甲子園)1点差に詰め寄られた直後の七回に試合を決定づけたのは阪神・高寺望夢内野手(23)だ。4試合ぶりのスタメン起用に応えた。
「積極的に一球で仕留められたのでよかった」
1日は途中出場ながら2打数2安打と結果を残し、「8番・二塁」で名を連ねた。七回、伏見寅威捕手(35)が四球で歩いて1死満塁とした直後の初球を左前に運び、4月14日の巨人戦(甲子園)以来となる適時打を放った。二回に中前打、その後2四球を選んで全4打席で出塁。「きょうのところは出塁できたんでよかった」と振り返った。
不動の二塁手・中野拓夢内野手(29)が4月28日のヤクルト戦(神宮)での自打球の影響でベンチスタートが続いており、熊谷敬宥内野手(30)ら代役で窮地をしのいでいる。高寺は2022年10月2日のヤクルト戦(甲子園)以来となる二塁でのスタメン。「最後までそんな落ち着かなかったですけど、準備はしているんで」と、無失策で八回には併殺も完成させた。
藤川球児監督(45)は「次に出ようとしている選手が今、非常に練習量を増やしている状態で、鍛錬を積みながらゲームに臨んでいる。非常に切磋琢磨(せっさたくま)するレベルを上げようとやってくれています」と目を細めた。
「これを続けていくことが大事だと思います」
チームにとってピンチはでも、若虎にはチャンス。出番に飢えた高寺は貪欲にアピールしていく。(渡辺洋次)