八回、三振に倒れて顔をしかめる阪神・福島圭音=甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神3-5巨人、6回戦、巨人4勝2敗、1日、甲子園)中日、阪神、米大リーグで日米通算2450安打を放ったサンケイスポーツスペシャルコメンテーター・福留孝介氏(49)が、10安打を放ちながら11残塁の拙攻に終わった打線について言及。好機で力を発揮できなかった前川右京(22)、福島圭音(24)の両外野手に、1球を仕留めることの重要性を説いた。
結果を責めるつもりはない。ただこの先、レギュラーに近づいていくために、どういう考え方で打席に臨むべきかの話をしたい。2点を追う八回1死二、三塁から連続三振に倒れた前川と福島だ。
プロの一流の投手になればなるほど、1つの打席で甘い球は何球も来ない。高梨のような経験豊富な投手ならなおさら、甘い球は1球来るかどうか。そして、その1球をどう捉えるか。
この日は2人とも打者有利なカウントになった。そこから、絶妙のコースでストライクを取ってきたが、その中に甘い球は確かにあった。打席に入る前に、「甘い球は1球しか来ない。その1球を絶対にファウルしない。つかまえる」としっかり頭を整理できていたかどうか。
私自身も若い頃から常に「どうやって1球を仕留めるか」と考えて、甘い球を狙い続けた。しっかりつかまえたら、それだけレギュラーに近づく。
あと一本が出ていれば-。そんな試合だったが、レギュラー候補の選手たちが1球を仕留めれば状況は変えられていた。1つ学んで、次に生かしてほしい。(サンケイスポーツ スペシャルコメンテーター)