国立競技場の花火により神宮球場の試合は中断。「まさか」ばかりのゲームだった (セ・リーグ、ヤクルト10-5阪神、4回戦、2勝2敗、28日、神宮)胸中は複雑だし、表現もちょっと難しい。ただ、阪神のスタメンがこれほど注目されたのは、メチャクチャ久しぶりではないだろうか。
圧倒的な強さでリーグ優勝を果たし、連覇を唯一最大の目標に掲げるタテジマの強さといえば、「不動の1番から5番」だった。余計なことは何も考えることなく、メンバー表に1番から近本、中野、森下、佐藤、大山…と並べていけば、それだけでセ・リーグのライバル球団は嫌~な気分に陥った。
不動のオーダーこそが、自慢であり、目玉であり、誇りであり…。その5人の中でも象徴は、やはり「1番・近本」だったのは、誰もが認めるところ。屈指のリードオフマンのアクシデントで、そんな鉄板の並びが、どうなるのか?
「1番の代役は誰がいいか? という意見がネット上でも飛び交っていましたね。全員の打順を1つずつ、上にあげていけばいい、という意見もありましたよ」
教えてくれたのは当番デスク・長友孝輔だった。
プロ野球にけがは付きもの。けがしたい選手なんていないし、当たりたくって死球になる選手もいない。相手投手だって、当てたいわけがない。それでも、死球は起きてしまう。主力選手の死球は、いつの時代も衝撃的だ。
長友デスクがトラ番時代の衝撃的死球は「やっぱり鳥谷さんですね」。
2017年5月24日の巨人戦(甲子園)。投球が顔面を直撃した。しゃがみこんだ鳥谷の鼻からドボドボと血が流れ落ちる光景は球史に残るショッキングな光景だった。
当たってしまった! 痛がっている! 大丈夫? 骨折かも?
この光景はもちろん心配だし、見るのも嫌だが、そこに流血が加わった、あの衝撃シーンは、間違いなく、二度とみたくない。