キャッチボールする阪神・才木浩人=甲子園球場(撮影・水島啓輔) 28日のヤクルト戦(神宮)に先発する阪神・才木浩人投手(27)が27日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、短距離ダッシュなどで調整した。9連戦初戦のマウンドを任されたエースは「流れにしっかり乗れるようにしたい」と首位に再浮上したチームの勢いに乗ることを誓った。
9連戦の先陣、そして首位攻防戦のカード頭を任されるのは、才木だ。ここ2登板は白星から遠ざかっているが、首位に返り咲いたチームの勢いを借り、らしさを取り戻す。
「昨日(26日)、いいゲームでいけているので、その流れにしっかり乗れるようにしたい。(連戦の)1つ目を取れるようにっていうところはしっかり意識したい。自分の投球をすることがまず一番」
前回登板21日のDeNA戦(横浜)で5回7安打を浴びて自己ワーストの自責6。チームもそこから引き分けを挟み3試合勝利から遠ざかった。それでも、26日の広島戦(甲子園)で接戦を制し、ヤクルトが3連敗したことで、再び首位に浮上して9連戦が幕を開ける。
右腕も「ハマスタの日(21日)から不穏な流れを僕が作ってしまった」と反省を口にし「メカニックが崩れているところがあったので、感覚的にそこの調整と体のメンテナンスにしっかり(取り組んだ)」とリベンジに向けて修正はばっちりだ。
燕打線相手には7日に甲子園で対戦し、8回3失点でセ・リーグ最多タイ記録となる16奪三振をマークしている。神宮でのゲームは今季初だが、昨季同球場で才木は3試合に先発し、負けなしの2勝、防御率0・95と無類の相性の良さを誇る。「自分のパフォーマンスが出せるように(相手打線、マウンドのことは)あまり考えすぎない。自分主体でいければいい」とエースらしく、快投でチームを引っ張る。
26日に死球を受けた近本が左手首を骨折し、長期での離脱が見込まれる。ともに強い虎をけん引してきた存在の離脱に「死球なのでしようがない事故という感じですけど、抜けた穴は大きい。軸が1人いなくなってしまった」と、正直な心境を明かしつつも「しっかりカバーできるように」と誓った。
虎に降りかかった試練をはねのけるのがエースの役割。その剛腕でチームの窮地を救ってみせる。(秋葉元)