一回のピンチに巨人・フォレスト・ウィットリーのマウンドに集まる巨人ナイン(撮影・渋井君夫) (オープン戦、ソフトバンク-巨人、11日、みずほペイペイ)まさかのKO劇だ。巨人は、先発したフォレスト・ウィットリー投手(28)=前レイズ=が1回5失点で降板。予定の50球に足りない34球での交代となった。
「登板前は多少、落ち着かなさみたいのは感じるけど、初回が終わったら落ち着く」と語っていたように、立ち上がりに不安を露呈した。
強打者が並ぶソフトバンク打線が相手に、制球が定まらない。先頭の柳田を四球で歩かせ、左打者の柳町の右肩に死球。1死二、三塁から4番・山川に甘く入った直球を捉えられ、左前適時打。続く笹川にも死球。今宮から三振を奪って2死満塁で、秋広に高めの直球を右中間席への満塁本塁打とされた。2安打3四死球。阿部監督はベンチで鬼の形相を浮かべていた。
最速160キロを誇る201センチの長身右腕は「日本に来るにあたって、オフの間に例年より少し早めに仕上げてきた」と、春季キャンプ中から150キロ台中盤を連発。ブルペンでは、まとまりのある制球力を披露し、阿部監督は「あとは実戦に入ってどう投げてくれるかを見たい」と語っていた。先発ローテーションの柱として期待を寄せられているが、オープン戦2度目の登板は大乱調。ここにきて、心配のタネが増えてしまった。