笑顔でノックを受けるヤクルト・塩見泰隆。今年こそはかつての輝きを取り戻す(撮影・原田優介) 左膝のけがから復帰を目指すヤクルト・塩見泰隆外野手(32)が14日、埼玉・戸田球場でノックを受けるなど体を動かした。池山隆寛新監督(60)が膝の負担を考慮して中堅ではなく右翼か左翼での起用プランを掲げている中、レギュラー奪回へ意欲。登場曲に競馬の「東京・中山GⅠファンファーレ」を使用していることでも知られ、午(うま)年の2026年シーズンへ「それにかけて飛躍の年にしたい」と復活を期した。
馬車馬のような力強さで、シーズンを駆け抜ける。青空の下、白い歯をこぼしながら右に左に俊敏なフットワークでノックを受けた塩見。完全復活へ決意を口にした。
「見てもらった通り、結構順調に来ているんじゃないかなと思う。ここ2、3年何もできていなかったので、焦る気持ちはある。それでもしっかり自分と対話しながら、けがをせずシーズンを乗り切ることが大事。一年間、1軍にいることを目標にしたい」
昨年12月5日の契約交渉の席で、塩見泰隆は「丈夫な身体」を目標に掲げて〝馬ポーズ〟を決めた午(うま)年の2026年、気持ちを新たに4日から始動している。打席に入る際の登場曲に競馬の「東京・中山GⅠファンファーレ」を使用していることで知られる背番号9は、「ファンの皆さんにもたくさん言われているので、そこ(午年)にかけて今年は飛躍の年にしたい」と意気込んだ。
21、22年と「1番・中堅」に定着し、リーグ優勝に貢献。しかし24年5月に左膝前十字靱帯(じんたい)と半月板を損傷して手術、25年3月にも再び左膝を負傷して再手術した。昨季は、高津監督の退任セレモニーが行われた9月28日の神宮最終戦でスタメンに名を連ねるサプライズ演出があったものの、先頭打者を迎える前に交代がコールされ、実質1軍の舞台に立てなかった。故障に苦しむシーズンが続き「ポジションなんてないようなもの」と危機感を募らせる。