1980年「くずは国際トーナメント」での(右から)尾崎健夫、将司、直道。そろって上位につけた 男子ゴルフで国内歴代最多のツアー通算94勝(プロ通算113勝)の圧倒的な実力で一時代を築き、「ジャンボ」の愛称で絶大な人気を誇った尾崎将司(本名・正司)さんが23日午後3時21分、S状結腸がんのため死去した。78歳だった。故人の遺志で葬儀は近親者のみで営まれ、後日お別れの会が行われる予定。
1998年「フジサンケイクラシック」で一緒にラウンドする尾崎三兄弟。左から尾崎将司さん、尾崎健夫、尾崎直道偉大な兄の背中を追いかけた弟たちも別れを悲しんだ。尾崎将司さんは3兄弟の長男で3人ともプロゴルファーとして活躍した。「ジャンボ」と呼ばれた尾崎さんに対し、次男の健夫(71)は「ジェット」、三男の直道(69)は「ジョー」と「J」が頭文字の愛称で慕われた。
ジェットはツアー通算15勝で、ジョーは32勝。94勝を挙げたジャンボとともに「尾崎3兄弟」で計141勝をマークして一時代を築いた。直道が優勝した1999年「日本プロ選手権」は、2位に尾崎さん、3位に健夫が入り、3兄弟でワン・ツー・スリーを実現させた。
2人はコメントを発表し、健夫は「兄がいない人生というのは経験がないから、今までよりもこれからが寂しいし苦しいと思う。今までいつも一緒で全てを教えてくれた」。直道は「プロゴルファー尾崎直道があるのはゴルフというスポーツを教えてくれた、ジャンボ尾崎なしでは語れないと思うし、感謝しかない」と追悼。最後はそろって「兄貴ありがとう!」と感謝のメッセージで締めくくった。