打撃だけで終わらないのが、立石の持ち味だ。「出塁が一番大事」と、この日も2安打、2四球で4度出塁し、2盗塁をマーク。それでも「(盗塁は)全部狙っていたけど、条件がそろわなかった。もっと勇気を持っていけたらよかった」と向上心をのぞかせた。
守備でも連日の好プレーで場内を沸かせる。三回1死では、二塁後方へのライナー性の打球をジャンピングキャッチ。元バレーボール選手である両親譲りの跳躍力を見せた。創価大・佐藤監督は「守備と足は1軍ですぐに使える」と太鼓判。走攻守のすべてで超一流のポテンシャルがある。注目度も高く、試合後にはファンに囲まれるサイン攻めにも笑顔で応じた。
「自分の魅力を発信するためというか、いろんな人に見てもらいたい気持ちでやってきた。今はいろんな人が期待してくれてうれしいです」
注目されることを恐れず、期待を力に変える。虎のドライチの頼もしさも、日ごとに増している。(萩原翔)
★横浜市長杯争奪・関東地区大学野球選手権大会
神奈川、首都、東京新、千葉県、関甲新の各リーグの上位2校、計10チームがトーナメント方式で争う大会。優勝校、準優勝校が14日に開幕する明治神宮大会へ出場する。立石の創価大は東京新大学リーグ2位で、2年連続の同大会出場を狙う。4日に準決勝、5日に決勝が行われる。
■立石 正広(たていし・まさひろ)2003(平成15)年11月1日生まれ、22歳。山口・防府市出身。小学1年時に華浦スポーツ少年団野球部で野球を始め、中学は高川学園リトルシニアでプレー。高川学園高では3年夏の甲子園に「4番・三塁」で2試合に出場し、打率・286(7打数2安打)、1本塁打、3打点。創価大では2年春に東京新大学リーグで三冠王に輝くなど、本塁打王、打点王を各3回、首位打者を2回獲得。昨秋の明治神宮大会では1大会10安打の大会新記録を樹立。今季から主将。180センチ、87キロ。右投げ右打ち。