U-18W杯第5日(9日、プエルトリコ-日本、沖縄セルラー)1次リーグが行われ、A組で唯一4連勝を飾った日本は3勝1敗のプエルトリコと対戦。同リーグ全勝がかかる一戦で奥村頼人投手(横浜3年)が「5番・投手兼DH」で先発した。試合は7イニング制で、12チームが14日までの日程で頂点を争う。
いよいよ二刀流解禁だ。日本は今大会初めて先発投手の奥村頼を打線の一角に組み込み、カリブ海の強豪、プエルトリコを迎え撃った。
投打に才能豊かなプロ注目株は、投げては最速146キロの直球と多彩な変化球で打者を翻弄し、2024年の明治神宮大会で胴上げ投手になった。打っては3年春以降、横浜不動の4番打者として君臨。25年夏の甲子園では出場全4試合で安打を放つなど大器の片りんを見せ、順当に代表入りを果たした。
小倉監督は試合前の奥村頼に「大谷(翔平)ルールじゃなくて奥村ルールでいくからな」と二刀流のスーパースターになぞらえて声をかけたといい「やってくれると信じて。自分の力を出してくれよと言っています」と高い期待をのぞかせた。
指揮官の起用に応えたい奥村頼は一回に巡ってきた2死一、二塁の好機で三邪飛に倒れるも、直後のマウンドでは打席の悔しさを晴らすかのような快投を披露。先頭打者を自己最速に迫る145キロの直球で空振り三振に仕留めると、後続も抑えて三者凡退と上々の立ち上がりを見せた。(依田雄太)