プエルトリコ戦で先発のマウンドに上がった奥村頼人投手(撮影・依田雄太) U-18W杯第5日(9日、プエルトリコ0-3日本、沖縄セルラー)1次リーグが行われ、A組で2次リーグ進出を決めていた日本はプエルトリコに3―0で勝ち、5戦全勝で1位通過を果たした。奥村頼人投手(横浜3年)が「5番・投手兼DH」で出場し、3回2安打無失点と好投した。試合は7イニング制で、12チームが14日までの日程で頂点を争う。
今大会初めて投打二刀流で臨んだ奥村頼が「5番・投手兼DH」で先発出場し、3回無失点、5奪三振。大会5戦目で初の先発マウンドに「緊張したんですけど、しっかり自分の球を投げることができた」と充実感をにじませた。
降板後もDHとして出場できる通称「大谷ルール」を適用。常時140キロ台中盤を計測した直球を軸に、時折カーブやスライダーも織り交ぜた緩急自在の投球でプエルトリコ打線を制圧した。
ボール球となったが、二回には公式戦での自己最速を2キロ更新する148キロをマーク。もっとも本人は「世界レベルでは150キロを出す投手が多いけど、切れで勝負するのが日本の野球だと思う。もっと質を上げて、体感速度として他の国の投手に負けないくらいやっていきたい」と言葉に力を込めた。
プエルトリコ戦で一回の第1打席に立った奥村頼人投手(撮影・依田雄太)名門の横浜で背番号1をつけ、4番打者を務めた左腕。打席では3打数無安打に終わり「小倉監督から(今大会は)『奥村ルール』だと言われた。次はその名が根付くようにやっていきたい」と奮起を誓った。(依田雄太)
■奥村 頼人(おくむら・らいと)2007(平成19)年9月8日生まれ、18歳。滋賀・彦根市出身。小学1年時に高宮スポーツ少年団で野球を始め、6年時はタイガースジュニアでもプレー。中学時代は滋賀野洲ボーイズに所属し、関西選抜にも選出された。横浜高では1年春からベンチ入りし、2年春から背番号1。179センチ、84キロ。左投げ左打ち。