ティーンエイジブルーイングのビールと斎藤克己カメラマン&愛犬ミミ サンケイスポーツの特約フリーカメラマン、斎藤克己さんが米メリーランド州から持ってきたお土産のクラフトビール「DIVINE IPA(ディヴァインIPA)」を受け取るため、克己さん宅に伺った(詳しくは連載129を読んでください)。
「わが家には今、グースアイランドしかありません。なにかお勧めを持ってきてください。ランチはこちらで用意します」と言うので、昼から「クラフトビール会(通称IPA会)」を開くことにした。
なにを持っていこうかと思案したとき、真っ先に思い浮かんだのが「ティーンエイジブルーイング」のビールだった。
西武ライオンズ×ブリュードッグ×ティーンエイジのコラボ「ライオンズエルビス」の先行試飲会でティーンエイジの営業・企画を務める小川陽輔さんに「ウチのは他のサワーペールエールとは別物です。ぜひ、ウチのサワーIPAを飲んで」と言われ、その2カ月後にはフジロックフェスティバル×ブリュードッグ×ティーンエイジのコラボ「フジロックラガー」の先行試飲会で、ティーンエイジ創業者の森大地さんに「ウチのサワーは、サワーが苦手の方向けのサワーですよ」と言われていたからだ。
ここまで言われたら、酸っぱいビールが苦手な僕も飲んでみたいと思う。というわけで、ティーンエイジのビールが置いてある伊勢丹新宿店に向かった。あったのは6種類。「デイリールーティーン#002」(クヴェイクピルスナー)、「ハイブブルーム」(セッションエール)、「トントコボーイズ」(アンバーサワーエール)、「チェンジズ」(サワーIPA)、「アソビ」(DDHダブルIPA)、「アヴァンドッグサード」(マンゴスチンチリトリプルサワーIPA)。
伊勢丹新宿店にあったティーンエイジブルーイングのラインアップ今回のテーマは「サワー」なので、「トントコボーイズ」「チェンジズ」「アヴァンドッグサード」は決まった。1缶は500ミリリットル。昼から2人で飲むので、ビールは1人2缶が妥当だろうし、克己さんがサワーが苦手かもしれないことを考えてもう1本購入しよう。だとすれば、2人ともIPA愛好家だけに「アソビ」しかない。
この連載で何度も述べているように、ビールは嗜好(しこう)品。飲んだ感想を表現するときは「うまい」「おいしい」「まずい」ではなく「好み」「好みじゃない」。「うまい」か「まずい」かは人それぞれだから。それが嗜好品。だから僕は人に勧めるとき、「おいしいから飲んでみて」とは言わない。
嗜好品だけに、僕が「好み」のビールでも克己さんには「好みじゃない」場合がある。特に今回のような独特で特徴のあるビールの場合、その振れ幅は大きくなると思わなければならない。そんなギャンブル的要素を含んで「クラフトビール会」が始まった。僕的に今回のテーマは「サワー」だが、克己さんとの飲みは通称「IPA会」。どの順番で飲むかが鍵となりそうだ。
最初に2人とも「好み」とわかっているDDHダブルIPAの「アソビ」を最初に飲めば笑顔で始められるが、その後のビールが克己さんの好みでなかったとしたら、一転してがっかりが続くかもしれない。だとすれば、「アソビ」は最後まで残しておいたほうがいい。