東京六大学野球春季リーグ最終週第1日(31日、慶大2-11早大、神宮)1回戦が行われ、早大が11-2で慶大に大勝した。早大が明大との優勝決定戦に進むためには早慶戦の2連勝が絶対条件。大一番で打線が奮起し、11安打11得点の猛攻を見せた。投げてはエースの伊藤樹投手(4年、仙台育英高)が8回2失点の熱投で今春6勝目をマークした。
絶対に落とせない一戦で、中軸を担う打者たちが奮起した。2番の渋谷泰生内野手(4年、静岡高)、3番の小沢周平内野手(4年、健大高崎高)、4番の寺尾拳聖外野手(3年、佐久長聖高)が計10安打と打線をけん引。総得点11のうち3選手で8打点を叩き出し、大量得点の原動力となった。
左足の捻挫でリーグ戦途中に戦線を離脱し、4月28日の対法大3回戦以来の出場となった渋谷は「早慶戦という大舞台で、気持ちが入った状態で試合に臨むことができた。3安打できたのはとても良かった」と確かな手応えを口にした。
試合後、小宮山監督は「渋谷が戻ってこれることが1週間前に分かったので、打線がいい形になることを期待していました」と明かし、繫がりを見せた上位打線を「本当に序盤からいい攻撃ができたので良かった」と高く評価した。
今年で創設100周年を迎えた東京六大学野球連盟。メモリアルイヤーに行われる伝統の早慶戦への思いを聞かれた指揮官は「諸先輩方が積み上げてきたものがありますので、恥ずかしくない試合をしなければいけない。明日もう1試合何とか取って、優勝決定戦に立てるように頑張りたい」と力を込めた。(依田雄太)